【損したくない人へ】知れば利益が変わります。鉄の価格推移10年データとプロの相場観

「今、鉄を売るべきか、それとも待つべきか」


鉄スクラップを扱う事業者や、工場・解体現場の担当者にとって、この悩みは尽きることがありません。数トンの鉄くずが出る現場であれば、キロ単価が数円違うだけで、最終的な利益に数万円から数十万円の差が生まれるからです。


過去10年の鉄スクラップ価格推移を振り返ると、まさに「激動」という言葉が当てはまります。リーマンショック後の長い低迷期を抜け出したかと思えば、チャイナショックによる暴落、そして記憶に新しいコロナ禍での乱高下。さらに近年では、世界的な資源高と急激な円安が重なり、かつてない高値圏を記録する場面もありました。


しかし、単に「10年前より上がった・下がった」という数字だけを見ていても、これからの売り時を正しく判断することはできません。相場は常に生き物であり、その時々の世界情勢や経済活動と密接に連動しているからです。重要なのは、過去のデータから「価格が動くメカニズム」を学び、リスクを最小限に抑える知恵を持つことです。


本記事では、鉄スクラップ市場の最前線で相場を見続けてきたプロの視点から、過去10年の価格推移の背景と、損をしないための相場の読み方を解説します。


【目次】

  • - 鉄スクラップ相場、この10年は「激動」でした
  • - 過去10年で鉄価格を動かした「3つの決定的要因」
  • - チャートだけでは見えない?プロが教える「売り時」のサイン
  • - 同じ「鉄」でも価格が違う?相場表の落とし穴
  • - 群馬・栃木エリアで鉄スクラップを売るなら「株式会社 安藤」へ
  • - 【まとめ】相場は待ってくれません。まずは相談を




■過去10年で鉄価格を動かした「3つの決定的要因」

鉄スクラップの価格は、国内の需要だけで決まるものではありません。日本は鉄スクラップの輸出国であるため、海外市況の影響をダイレクトに受けます。この10年間、相場を大きく動かしてきた主な要因は以下の3つです。



・中国の動向(「世界の工場」の需要と規制)

2010年代半ば、中国による鉄鋼の過剰生産が世界的な供給過多を招き、鉄価格が低迷した時期がありました。その後、中国政府が環境規制を強化し、低品質なスクラップの輸入を制限(ナショナルソード政策)したことで、市場の流れが一変しました。


中国国内での鉄鋼減産やインフラ投資の増減といったニュースが流れるたび、世界の鉄スクラップ相場は敏感に反応します。現在でも、中国の不動産市況や経済成長率は、鉄価格を占う上で無視できない最大の指標です。



・為替相場とエネルギーコスト

近年の鉄スクラップ価格上昇の大きな要因の一つが「円安」です。鉄スクラップは国際商品であり、輸出価格はドル建てで決まることが多いため、円安が進めば進むほど、日本円での買取価格は上昇する傾向にあります。


また、鉄を溶かして製品にする電炉メーカーにとって、電気代や原油価格の高騰は製造コストの増加を意味します。これが製品価格への転嫁につながり、結果として原料であるスクラップ価格の下支え要因となることもあれば、逆にメーカーの収益圧迫により買取価格が抑えられるケースもあり、バランスの見極めが必要です。



・地政学リスクと供給網の混乱

コロナ禍からの経済回復期には、世界中で鉄鋼需要が爆発的に増えた一方で、コンテナ不足や物流の停滞により供給が追いつかず、価格が急騰しました。さらに、ウクライナ情勢などの地政学的な緊張が高まると、資源の供給不安から鉄を含むコモディティ価格全体が上昇する「有事の買い」が発生することもあります。


このように、過去10年の価格推移は、単なる需給バランスだけでなく、世界中で起きる予期せぬ出来事によって大きく左右されてきました。




■チャートだけでは見えない?プロが教える「売り時」のサイン

インターネットで検索すれば、鉄スクラップの価格チャートはすぐに見つかります。しかし、画面上のグラフを見ているだけでは、現場での「本当の売り時」を逃してしまうことがあります。プロは数字の裏にある「空気感」を読んでいます。



・ニュースと現場価格の「タイムラグ」

新聞やテレビで「鉄鋼価格が上昇」と報じられても、その翌日にすぐスクラップ買取価格が上がるとは限りません。メーカーとの価格交渉や、船積みの契約時期などの関係で、実際の買取単価に反映されるまでには数週間から1ヶ月程度のタイムラグが発生することがあります。


逆に言えば、相場下落のニュースが出た直後は、まだ高値で買い取ってくれる業者が残っている可能性があるということです。このタイムラグを意識することで、慌てて売ったり、売り惜しみをしてチャンスを逃したりするリスクを減らせます。



・「関東鉄源」などの入札結果を注視する

業界関係者が必ずチェックしている指標の一つに、「関東鉄源協同組合」などが実施する鉄スクラップの輸出入札結果があります。これは国内相場の先行指標となることが多く、ここで高値が付けば、その後国内の市中価格も追随して上がる可能性が高いと言えます。


一般の方には馴染みがない情報かもしれませんが、こうした入札結果がニュースになった際は、相場が動く前兆と捉えてよいでしょう。



・最高値を狙いすぎない「腹八分目」の勇気

最も重要なのは、「一番高いところで売りたい」という欲を出しすぎないことです。過去10年の推移を見ても、急騰した相場は必ずどこかで調整局面に入り、急落することがあります。「もう少し上がるはずだ」と抱え込んでいるうちに相場が崩れ、結局安値で手放すことになった失敗事例は枚挙にいとまがありません。


ある程度の高値圏だと判断したら、最高値でなくとも利益を確定させる。この「腹八分目」の判断こそが、長く安定して利益を出し続けるための鉄則です。




■同じ「鉄」でも価格が違う?相場表の落とし穴

「相場が上がっているから、うちの鉄くずも高く売れるはずだ」


そう考えて持ち込んだものの、予想よりも安い査定額を提示されてがっかりした経験はないでしょうか。実は、インターネット上で公開されている「鉄スクラップ価格」は、あくまで基準となる特定のグレード(例えばH2など)の価格であり、すべての鉄くずにそのまま適用されるわけではありません。



・グレードによる単価の開き

鉄スクラップには明確なランク付けがあります。工場から出る不純物のない「新断(しんだん)」や、厚みがあり加工しやすい「ギロチン材」は高値が付きやすい一方、薄いトタンや、プラスチックなどの付着物が多い「雑品」に近いものは、加工コストがかかるため単価が下がります。


また、切削くずである「ダライ粉」などは、品質や油分の付着具合によっても評価が分かれます。10年の価格推移グラフを見て「今は高い」と判断しても、手元のスクラップがどのグレードに該当するかを知らなければ、正確な売却益を試算することはできません。



・「検収」の厳しさが最終手取りを決める

買取業者を選ぶ際、単価の高さだけに目を奪われがちですが、実は「検収(けんしゅう)」の基準こそが重要です。検収とは、持ち込まれたスクラップの品質を判定し、不純物(ダスト)の重量を差し引く作業のことです。


表向きの買取単価を高く設定していても、検収で大幅に重量を引いたり、本来より低いグレードとして判定したりする業者であれば、最終的に手元に残る金額は少なくなります。逆に、適正な単価で、公平かつ誠実な検収を行う業者の方が、トータルでの満足度が高くなるケースは多々あります。相場の数字だけでなく、こうした「査定の質」を見極めることが、失敗しない業者選びのポイントです。




■群馬・栃木エリアで鉄スクラップを売るなら「株式会社 安藤」へ

相場の変動が激しい今だからこそ、安心して任せられるパートナーが必要です。群馬県太田市を中心に、栃木県足利市など北関東エリアで鉄・非鉄金属スクラップの売却をお考えなら、創業100年以上の歴史を持つ「株式会社 安藤」にお任せください。



・創業100年の「目利き」と信頼

大正時代の創業以来、長きにわたり地域のお客様と共に歩んできました。長年の経験で培った確かな「目利き」により、お客様のスクラップを適正に評価します。相場が乱高下する局面でも、一時の利益に走ることなく、常に誠実な査定を心がけています。



・自社一貫体制で高価買取を実現

当社は、大型トラックや重機を多数自社で保有しています。収集運搬から工場での選別・加工までを自社一貫体制で行うことで、外部委託にかかる中間マージンを徹底的に削減。その浮いたコストを買取価格に還元することで、お客様への高価買取を実現しています。



・持ち込みも引き取りも柔軟に対応

「現場で出た大量の鉄くずを回収に来てほしい」「自社トラックで工場へ持ち込みたい」など、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応可能です。産業廃棄物の収集運搬許可も有しており、適正処理の観点からも安心してご依頼いただけます。


▼金属買取品目や対応エリアの詳細はこちら

https://www.ando-metal.jp/metal




■【まとめ】相場は待ってくれません。まずは相談を

過去10年の鉄価格推移を振り返ると、相場は常に変動し、予測不能な動きをすることがわかります。「もっと上がるかも」と待っている間に暴落するリスクもあれば、早めに売って資金化し、次の事業投資に回すことで成功する場合もあります。


確実な正解がない相場の世界だからこそ、重要なのは「いつでも相談できる信頼できる業者」を持っておくことです。

株式会社 安藤は、「皆寄れ!(3740)」の語呂合わせの通り、地域の皆様が気軽に立ち寄り、相談できる存在でありたいと願っています。


「今の相場で売るといくらくらいになる?」

「このスクラップは買い取ってもらえる?」


そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。プロの視点から、お客様にとって最適なタイミングと方法をご提案いたします。


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